“巨匠の傑作! いま甦る、時代劇画の曙光!”――奥州・三春藩の山奥で、「のどがかわいた」という殿様のために、切り立った谷川の水を汲んできた卯月六平太。
そのことがいたく気に入った殿様は、出所知れぬ六平太を召し抱えることにした。
ところが六平太ときたら大した活躍もせず、家来衆には馬鹿にされ、次第に忘れ去られようとしていたのだが…。
大地にひそみ静穏に生きることを求めていた忍びの者。
運命はその秘めたる力を、白日の下に晒す!? 小島剛夕、幻の「土忍記」シリーズ。
“江戸北町奉行同心板見半蔵・かみそり半蔵の異名をもって天保の巨悪に牙をむく!”――「火事と喧嘩は江戸の花」…とはいえ、焼け出された庶民の窮状は並たいていではなかったという…。
凍てつく江戸は芝・増上寺の屋根の上、折りしも瓦を剥ごうという怪しい人影が。
屋根瓦盗みが続出した謎の裏にある、辰五郎が命を懸けた建白書! かみそりの目に、熱いものが流れた…!!“大阪新地の遊女・和泉とささらが繰り広げる、男と女の究極の駆け引き!”――慶長二十年五月七日、大阪落城。
真田幸村の兵として家康本陣突撃に参加した「笹屋」の祖・三郎ェ門は、行くあてもなく死に場所を求めさまよい歩いていた。
そこに現れた落ち武者狩りの女を、「この世の名残りに」とばかり犯してみたら、何と大阪城の武将の姫君だった……!! 吉原、島原と一味ちがう大阪新地。
ご存知! 和泉とささらの遊郭異聞。
“天まで届け昇り凧! 人生の峠を見つめる物語”――富士山の見える国境の峠にて、地蔵は旅ゆく多くの人々を見ていた。
ある時、峠の茶屋を訪れた爺ちゃんと坊。
金はないけど、ふたりには大きな志がある! こっちへ行くか、あっちへ行くか、その峠は人生の境に通ずるものがあった。
「天まで届け昇り凧! 坊の大きな夢のせて!!」“天下取りは戦国食にあり! 武将の食に学ぶ”――江戸城では元服をむかえた家光をかこんで、正月を祝う宴会が開かれていた。
酒は鍛えて強くなるといわれているが、生まれながらの体質によるところが大きい。
家光は生来の酒豪と言われていたが…。
春日局の酒指南!? 天下人こそ、酒は飲むべし飲まれるべからず!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60008474